【画像修正機能】マネキンをリアルな人に変換する方法
こんにちは。インターン生の佐々木です。今回はMaison AIの画像修正機能を使って、服を着たマネキンをリアルな人のモデルに変更したいと思います。
この機能を使えば、マネキンにお洋服を着せて修正するだけで、モデルがいなくてもリアルの人が着用しているような写真を作ることができます。
2024/8/30
目次
2. マネキンをリアルな人に変換
3. プロンプトの内容を変えてみる
4. まとめ
1. 画像修正機能とは
画像の一部分のみを指定して画像生成する機能
この機能を活用することで、
「この画像のこの部分だけ変えてみたい!」
「生成画像のこの部分だけちょっと思ってたのと違う…」
という悩みを解決することができます。
塗りつぶしてプロンプトを入力
使い方は簡単で、Maison AIの「AIデザイン」機能から、
「アップロード画像から生成」→「画像をアップロード」
をクリックします。
アップロードした画像の修正したい部分にカーソルを合わせて、赤く塗ってください。
その後、その部分に生成したいものをプロンプトで入力し、「実行」を押すと新たに生成されます。
2. 部分修正機能を使用してマネキンをリアルな人に変換
1. マネキンを部分修正することのメリット
この部分修正機能を使えば、マネキンをリアルな人間に変換することもできます。
ブランド側としては、リアルなモデルを準備する手間が省け、時間とコストを大幅にカットできるのが大きな魅力です。
そのおかげで、商品撮影の労力を減らしながら、多数のアイテムを効率的にプロモーションすることができます。
今回はそのユースケースを紹介する為に、赤いドレスを着たマネキンの画像を用意しました。
2. 修正部分を塗りつぶす
マネキンの画像をアップロードしてして、修正していきます。
今回はマネキンをリアルな人のモデルに変更するだけで、服装は変更しないので、マネキンのみを塗りつぶします。
この時、多少のズレは気にしなくて大丈夫です。
塗りつぶしたら、「この選択範囲で生成」を押します。
3. プロンプトを入力し生成
続いて、生成したいもののプロンプトを入力してみます。
Prompt:
白人の女性
元のマネキンの色に影響をうけたのか、かなり色白になってしまいましたし、髪の色も白くなってしまいました。
3. プロンプトの内容を変えてみる
1. 日本人にする
塗りつぶしの範囲はそのまま、プロンプトを変更して、モデルを日本人にしてみます。
また、髪色も指定したいと思います。
Prompt:
日本人女性、黒髪
先ほどのような白すぎる不自然さはありませんし、
プロンプトで指定した通り、黒髪のモデルになりました。
2. ロングヘアにする
続いて、塗りつぶし範囲を変更して、髪型を変えてみたいと思います。
長い髪が生成されることを考慮して、
首の横や脇の下あたりを塗りつぶします。
Prompt:
ロングヘアの女性
肩や服に髪が少しかかったりしていますが、そこに関する違和感はなく生成できました。
マネキンから人に変換する際も、透明感のある色白の女性モデルを想定したが、おそらく“白”とプロンプトに入れたことで、それが肌のことなのか、髪のことと曖昧なため、画像のようなものが生成されました。
プロンプトに具体的な色(白、黒、赤など)を入れると、その部分が極端に強調される可能性があるので、今回のように画像修正機能を使って自分のイメージに寄せるには、どの部分をどうしたいかをプロンプトで明示的に指示することが必要です。
4. まとめ
今回はAIデザインの部分修正機能を使ってみました。
使い方は難しくなく機能としてはとても面白いですが、自分の理想を出力するまでに何度も生成を繰り返したり、塗直しをしたりと時間がかかってしまうこともあります。
使いどころも含め、上手に使えるようになりたいですね。
以下のリンクではユースケースを含め、画像修正機能の詳細を紹介しています。ぜひご覧ください。
https://maisonai.io/blogs/update/ver1-16
株式会社OpenFashion
佐々木 未來
株式会社OpenFashionインターン
国際ファッション専門職大学在学
OpenFashionのデジタルファッションブランド「accelerando.Ai」のアイテム制作、動画コンテンツ制作を担当。