アップデート1.30:AIデザインをStable Diffusion V3.5に移行
アップデート項目
2024年11月20日のアップデート内容を紹介します。今回追加および変更されるものは以下になります。
- AIデザインをStable Diffusion V3.5に移行
- ライブラリの画像プロンプトの構造化
- AIエージェントPro 34種追加
AIデザインをStable Diffusion V3.5に移行
概要
AIデザインで使用できるモデルをStable Diffusion V3.5に移行しました。
今回のアップデートにより、よりクオリティの高い画像を生成できるようになりました。
まずは、Stable Diffusion 3.0と3.5で生成した画像を比べてみましょう。
自然で美しいポージングとプロポーション
これまで以上に、滑らかで自然なポージングを表現できるようになりました。
関節の表現もより自然になり、人物の体のバランスが向上し、違和感が少なくなりました。
進化したディテール表現
服の素材感や、顔の表情などがより豊かに表現できるようになりました。また、遠近感を加えた構図でも、顔のパーツが正確に描写されるようになりました。
使い方
- [アカウント設定]から[使用するモデル] > [高性能モデル: Stable Diffusion 3.5 Large]を選択して[変更]を押してください。
- なお、モデルの追加ではなく移行のため、今後3.0を選択する事はできなくなりました。
画像プロンプト構造化
概要
AIデザインに用意されていたライブラリを、ユーザーにとってよりカスタマイズしやすく、AIにとっても理解しやすい構造化されたプロンプトに置き換えました。
これにより、以下の点が改善されます。
- シンプルで理解しやすい
- 冗長な文章ではなくカッコで区切られた要素で説明するので、ユーザーにとってももAIにとっても、画像の特徴を理解しやすくなります。
- 自由自在にカスタマイズ
- 必要な部分だけを変更して、自分だけのオリジナルプロンプトを作れます。
- 例えば、「[ヒール:]」を「[スニーカー:]」に変えるだけで、違う靴のコーデができます。
使い方
- [AIデザイン] > [ライブラリ] から好きなテンプレートを選びます。
- A. [画像生成] をクリックすると生成画面に移動します。そのまま画像生成を始めたり、カスタマイズする事ができます。
- B. [画像アイコン]をクリックすると、詳細画面に移動します。テンプレートに関する詳細な説明を確認する事ができます。
ユースケース
構造化されたプロンプトを使って、キーワードの一部を改変してみましょう。
①ライブラリの[ケーブルニットカーディガン]をデフォルトで生成します。
②トップスの色を赤にして、ワンポイントの刺繍もつけてみます。
このように、構造化されたプロンプトを使う事で、「色を変えたい」「アイテムを追加したい」など、思いついた部分を直感的に変更する事ができます。
AIエージェントProを34種追加
海外進出、市場調査、国際貿易など、専門性の高い業務をサポートするAIエージェントProを新たに追加しました。
海外事業拡大
海外市場調査専門家 | 海外進出コンサルタント | 国際貿易専門家 |
海外ビジネス戦略プランナー | 海外市場参入戦略スペシャリスト | 海外プロジェクトリーダー |
海外営業マネージャー | 海外マーケティングスペシャリスト |
インバウンド対応
インバウンドマーケティングスペシャリスト | インバウンドブランドアンバサダー | 日本ブランドストーリーテラー |
IP関係
IPライセンス管理スペシャリスト | IPコラボ製品開発スペシャリスト | キャラクターデザイナー |
一般職種
一般職種 | UXリサーチャー | 問題解決ファシリテーター |
バイヤー | リーダーシップ開発コンサルタント | ミーティングファシリテーター |
店舗マネージャー | カスタマーサクセスマネージャー | ワークショップファシリテーター |
販売スタッフ | メンターコーチ | 研修ファシリテーター |
データサイエンティスト | キャリアアドバイザー | パーソナルブランディングアドバイザー |
インフルエンサーマーケティングスペシャリスト | ビジネスメンター | DXスペシャリスト |
マーケットリサーチアナリスト |
AIプロフェッショナル
AIエージェント作成スペシャリスト |
使い方
- [AIエージェント] > [Pro] からアクセスします。
ユースケース
様々なAIエージェントが追加されていますが、今回は「自分の業務にぴったりと合ったAIエージェントが欲しい」という要望にお応えした[AIエージェント作成スペシャリスト]を紹介します。こちらは、すでに職種を用意しているのではなく、ユーザーと対話しながら、新しいAIエージェントの設定を考えてくれます。
「受信したメールを分類し、優先度に応じてリスト化。定型的な返信が必要なメールには、自動で返信案を作成してくれるエージェントがほしいです」というユーザーの要望に対し、すぐに新しいエージェントの名前から設定、応答文まで作成する事ができます。
設定をコピーして「AIエージェント新規作成」画面で新しいエージェントをつくる事ができます。