AIデザインの新モデル SD-V3
概要
2024年6月から、AIデザインで使用できるモデルにStable Diffusion3を追加しました。
具体的なメリットなど後半の「ユースケース」でご紹介します。
なお、今までのStable DiffusionXLと今回追加されるStable Diffusion3では、それぞれ別々に画像の上限がカウントされます。
モデル毎の上限値については、料金プランのページを参照してください。
使い方
①モデルの切り替え
- [アカウント設定]から[使用するモデル] > [Stable Diffusion3]を選択して[変更]を押してください。
※なお、今までの[Stable Diffusion XL]に戻す事も可能です。
②AIデザインのUI
Stable Diffusion3では、AIデザインのUIが変更されています。- 今までのStable Diffusion XLの[画像スタイル]は利用できなくなりました。今後は、[ラインアート]や[ピクセルアート]などの表現手法をプロンプトの中で直接指示してください。
- [画像サイズ]のかわりに[アスペクト比]になりました。
- [出力形式]を選ぶ事ができるようになりました。
ユースケース
①プロンプトの反映精度の向上
入力した文章がより正確に画像に反映されるようになりました。特に、画像内の人数や人物の服装に関する細かい指示が、従来のモデルよりも正確に再現されるようになります。
プロンプト:
デザイン、エンターテインメント、現実の民主化、様々な視点と用途、ハイファッションの編集写真、背景色は白。3人の女性はそれぞれ青、白、赤の衣装を着ている(左の女性:青、中央の女性:白、右の女性:赤)
Stable Diffusion XL
Stable Diffusion 3
②文字生成精度の向上
画像内に文字を生成する際の精度が向上しました。これにより、特にロゴデザインなどがより簡単に効果的に行えるようになります。なお、画像の中にひらがなや漢字など、アルファベット以外の文字を生成する事はできません。
プロンプト:
【ロゴの名前】「Stylish Shirts Co.」
【デザインスタイル】モダンでシンプル
【フォント】サンセリフ、太字
【色】深い青と白
【アイコン】シャツの小さなシルエット
【レイアウト】アイコンが上、ロゴが下、円で囲まれている
【背景】白
Stable Diffusion XL
Stable Diffusion 3
③画像の追加修正の精度の向上
生成した画像を再度AIで修正する際に強弱を調整できるようになりました。これにより、ある程度構図やポーズを維持しながら効果的に調整することが可能になります。
※こちらは画像生成した結果を修正する機能です。現在はユーザー側から自由に画像をアップロードする機能はありません。
オリジナルのプロンプト:
ラインアート、猫、全身
追加修正のプロンプト:
猫、写実的